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社会福祉法人「きぼうの家」保護者会  会 長

山梨県肢体不自由児者父母の会連合会  副会長

私が目指すPOCCO

ただいま~ おかえり~

スタッフみんながママ、パパであり、おね~ちゃん、おに~ちゃんであり、子供たち、みんな、うちの子であり、孫であり、POCCO家族であれ

 

素晴らしい専門的知識を持ち、子供が大好きで障がいを抱える子供たちの面倒を看たいと集まってくれたスタッフと, 高潔、誠実、慈愛、をモットーに、明るくて、楽しくて、子供たちが毎日来たくなる様に、pocco全員のチームワークで頑張ります。

理事長の一言

 私にはこれまでの人生を大きく変えてしまった2度のターニングポイントがあります。

 

1度目は11年前の次男の交通事故でした。 世間並みの定年退職年齢である60才を目前にしていた私は、おそらく退屈であろう余暇の日々の過し方などを考える平穏な日々を過しておりました。そんな折の大事故でした。次男は一命を取り留めたものの、20才そこそこの若さで高次脳機能障害者となり認知機能や肢体が不自由となってしまったため、障がい者支援施設に入所させて頂く事になったのです。その時はじめて私達家族は、障がい者支援施設費用の多くが行政補助で賄われていることを知るのと同時に社会の皆様からの貴重な支援を頂いているという認識を改めて持ち、感謝の心で胸がいっぱいになりました。

 

 私たち家族は「その恩を授かることだけを良しとするのか。社会の皆様にお返しできることは何か。為すべきことは何か。」を真剣に考えました。

「まずは自分の考え方や生き方を変えてみよう。自分が出来ることから始めてみよう。」と思ったのです。以後、施設での保護者会活動に積極的に参加し、そこで知り合った方々や地域の方々と共に奉仕活動に励むことで少しでも社会に対してお返しが出来ればと思いつつ日々を過してまいりました。

 

 施設での息子はスタッフの皆様からの献身的な介護と的確な支援計画のもとに機能訓練や生活支援を受けることで入所時の状態からは想像もできない程に回復し、今では私との会話を日々楽しむことができるまでになりました。

 

 さて、昨年古希に達した私は2度目のターニングポイントを迎えることとなります。

きっかけは山形で障がい児通所施設を数ヶ所運営されている理事長との出会いでした。その際に「放課後等デイサービス事業」についてのお話を伺い、現地の施設を実際に見学させて頂くことになったのです。そしてそこで私が眼にしたものすべてが衝撃的でした。それらは学校とは異なる「学び」と「遊び」の中で子供達が見せる笑顔や、厳しい中にも愛情に溢れたスタッフの優しい眼差しでした。そこで出会った一人一人の目の輝きに感動させられたのです。

 

 放課後等デイサービス事業を通して、「私個人は微力だが、志を一にする方々と共に、障がいを抱える子供たちが夢や希望をもてる明日をつくりそして未来予想図を描く、そのための一助になれるのではないか。」と強く感じたのです。これこそが、放課後等デイサービスを立ち上げた理由であり、私の人生の第2のターニングポイントであります。

 

 今、地域の障がいを抱える子供をもつ家族が必要とする事業、これが私が進んでいく道であり、POCCOが私だけでなく子供達にとっての真のターニングポイントになることを願いつつ・・・精一杯取り組んでいく所存です。 

 

                          平成27年  春

 

 

 

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